RIP:フルハウスの俳優ボブ・サゲットを偲ぶ
悲しいニュースが入ってきました…。
日本でも大人気のシットコム フルハウス (Full House) のダニー役でお馴染み、ボブ・サゲット (Bob Saget) が、フロリダ州のホテルで亡くなっているのが発見されました。65歳でした。まだまだ若いのに…。
今回は追悼ブログです。
※本文中の和訳については、意訳なので細かい表現の違いはお許しください。
CONTENTS
日本でのフルハウス
フルハウスが人生で初めて見た海外ドラマ、という人も多いのではないでしょうか?Eテレ(当時はNHK教育)で、たしか天才てれびくんの後くらいに放送していましたよね。教育での放送はもちろん吹き替えでしたが、字幕付きのDVDボックスも売っていましたし、NETFLIXにはフルハウスだけでなく、新シリーズの フラーハウス (Fuller House) も見られます。そんな経緯から、この作品と共に育った人も多い、日本人にとっては馴染みの深い海外ドラマなので、今回の訃報は多くの日本人にとってもショッキングだったのではないでしょうか…。
ニュース詳細
彼を愛する私たちファンをはじめ、彼の第2の家族のような存在であったキャストたちにとって、このニュースで1番気になるのが、やっぱり「なぜ?」という部分。死因はまだ調査中で発表されていませんが、警察の発表では、海外セレブの死因で多いドラッグの過剰使用や、殺人などの犯罪の痕跡は、見つかっていないとのこと。(追記:追加の調査で、おそらく心臓発作か脳梗塞と言われています。)彼はその日、自身のコメディツアーの公演を終えたばかりであり、インスタグラムにも投稿していました。
「今夜のジャクソンビルでの公演は最高だったよ。最高の観客とポジティブな雰囲気。昨夜のオーランド公演でも同じだった。目の肥えた楽しい観客のみんな。オープニングを飾ってくれたティム、ありがとう。今夜、2時間も公演してたなんて信じられない。まるで26歳に戻ったみたいだったよ。自分の新しいスタイルを見つけたような気がするし、その感覚が大好きだ。次は2週間後の1月28日と29日、マイク・ヤングと共演するよ。今年の公演日程はHPでチェックしてね。これを超える特別な瞬間を味わうまで、僕はどこにでも行くよ。それに多分、これをずっと続けてるだろうね、もうクセになってるんだ。じゃあね!」
この投稿からも、未来への希望に溢れていて、これから自殺などをするようには思えないですよね。そうなると、心臓発作など病気による突然死が濃厚です。警察はこれから検死をするようです。
キャストたちのコメント
① キャスト一同 ※連名コメント
国民的シットコムのスターが亡くなったことで、世間はボブと親しかったキャストの反応に注目していました。すぐに個人でSNSに想いを投稿していたキャストもいましたが、翌日にはキャスト一同が各個人のアカウントで連名で同じメッセージを投稿しました。
「35年前、私たちはTVの中での家族として集まったけれど、やがて本物の家族になりました。今、私たちは家族として深く悲しんでいます。ボブは私たちを涙が出るまで笑わせてくれました。今は悲しみの涙を流していますが、同時に、優しくて親切で面白い私たちの大切なボブとの、美しい思い出に感謝しています。彼は私たちにとっての兄弟であり、父であり、友人でした。心から愛しているよ。ボブの栄誉を称えて、お願いがあります。どうか、あなたの愛する人をハグしてあげてください。ボブのハグは誰にも勝る最高のハグだったよ。
ジョン、デイブ、キャンディス、ジョディ、ロリ、アンドレア、スコット、ジェフ、アシュリー、メアリーケイト」
主要キャストの写真と共に連名で一斉に投稿されたこのメッセージ。娘の不正入学でフラーハウスを降板になり、現在SNSを使用していない、レベッカ役のロリ・ロックリンや、フルハウスのエグゼクティブプロデューサーでフラーハウスの撮影中に同僚への問題行為で解雇されたジェフ・フランクリン、演技から引退してファッション業界に転身し、表には出てこなくなったミシェル役のオルセン姉妹の名前も載っています。
上記の4人だけではなく、他にも主要キャストは、昔ドラッグ中毒に苦しんだりしていたので、過去に問題を起こしていてもいなくても、現在表舞台に出ていてもいなくても、この連名から「何があっても私たちはずっと家族に変わりない」というキャストの想いも感じ取れますね。
ここからは主要キャスト個人の投稿をご紹介します。
② ジェシー役:ジョン・ステイモス (John Stamos)
「彼がいなくなってしまったこと、まだ受け入れられない。まださよならを言うつもりはない。彼がまだ生きていて、巡業で自分が大好きなことを一心にユーモアたっぷりにやっているのを、想像してしまうだろう。ステージに立って、観客を沸かせているんだ!その瞬間この惑星で1番ラッキーな数百人となる人たちの前で、2時間の公演をね。彼らは死ぬほど笑って涙を流すんだ。
ホテルに帰る道中、彼は愛しの美しい妻、ケリーに電話する。彼は、26歳に戻ったように感じる!と妻に言う。そして妻に投稿用の写真を修正してほしいと頼むんだ。彼女は修正する必要なんかないと言って、彼がどんなにハンサムかも伝える。彼は妻に心から愛してると伝える。ホテルに着いて頭を枕に沈めると、彼は娘や家族、友達が恋しくなるんだ。彼は僕たちみんなをとても愛してくれているんだよ。私たちがまた全員で会える日のことを夢見ながら眠りにつくんだ。微笑みながらね。俺には彼が今笑っているってわかるよ。数時間前の笑い声がまだ聞こえているんだ。
俺はただ、まださよならを言う心の準備ができていないんだ。きっと、明日には。きっとね。」
③ ジョーイ役:デイブ・クーリエ (Dave Coulier)
「僕がボブに出会ったのは、18歳の時。その時は、この2人の売れないコメディアンが永遠の兄弟になるとは思っていなかったよ。今流しているこの涙をきみの肩に寄りかかりながら流せればいいんだけどね。愛しているよ。」
④ DJ役:キャンディス・キャメロン・ブレ (Candace Cameron Bure)
「ああ、ボブ。どうしてそんなにも早く私たちを置いて行ってしまわなければならなかったの?私たちは家族だけど、あなたは私たちをひとつに繋ぎ止める、いわば糊なのよ。ベタベタで、ぐちゃぐちゃで、柔らかくて、優しい、愛らしい糊なんだから。私の子供時代はあなたなくしては語れない。私という人間が形作られた10代の頃や、その後大人になってからもね。あなたはそんな小さな私に、心で深く感じるということを教えてくれたの。あなたは、気持ちを共有したり、泣いたり、愛したり、笑ったり、気持ちを声に出して言うことを、決して恐れたり恥ずかしがったりしなかった。私が10歳で初めてあなたに会ったその日から、私たちはいつも、とても深い絆で結ばれていたよね。あなたは父親のような存在だっただけじゃなくて、人生で1番親しい友達の1人でもあったよ。今まで経験したことがないほどの心が苦しいの。愛してる、愛してる、愛してるよ。わかってたでしょ。わかってたよね。でも、もう一度言わないといけないと思う。もう一度抱きしめてほしい。もう一度、長い愚痴の最後に「あ、ところで、ボブだよ」のセリフが付いたメールがほしい。もう一度笑わせてほしい。もう一度あなたに私の呆れ顔を見せてやりたい。もう一度、私に「これ観た方がいいよ」っておすすめしてから「やっぱり君の信仰に反するから見ない方がいいかも」って言うやりとりがしたい。あなたはいつも私を守ってくれて、気にしてくれた。他のみんなのこともね。あなたは本当に最高だった。あなたは…ボブだった。あなたのような人は二度と現れない。あなたは溢れ出るほどの愛を持った人だったってことを、あなた自身がわかっていたらいいんだけど。あなたは確かに、親切な心、思いやり、誠実さ、寛大さ、そして愛という遺産を残してくれた。さよならは言わないよ。あなたは私の心の中にずっといるからね。今はその心も大きな傷を負っているけれど。」
⑤ ステファニー役:ジョディ・スウィーティン (Jodie Sweetin)
「私の今日の気持ちを表すのに十分な言葉がないの。もしくは、彼がどんな人だったかを、そのほんの少しでも説明するためには、必要な言葉が多すぎる、とも言えるかも。
分かっているのは、私たちはお互いに「愛してる」と言えるチャンスがあったら、一度も逃さなかったってこと。私が話すときはいつも、会話の最後に少なくとも3〜4回は言い合ってた。メールでも、電話でも、直接会って話していた時でも。彼は大体最後の言葉を「僕の方がもっと愛してるよ」で終わらせてた。
彼のことを考えてしまう曲がすごくたくさんあるの…彼は、長い間私のお気に入りになるような音楽を教えてくれた。彼と話したジョークとか、彼の好きなコメディの歴史とかもね。家族しか理解できないような感じの内輪ネタとか、ドラマのセット内にあるキッチンのテーブルにみんなで座って、会議しながら笑い合ったこともあった。私の13歳の誕生日パーティーで彼とデイブが一緒に、いつも通りバカみたいに踊ってたし、私が小さかった頃には、週末に彼の家に行って、彼の娘たちと一緒にブルーベリーパンケーキを食べてた。私がボブよりも「ボブっぽかった」時には、彼は私のことを誇りに思うって言ってくれた。
これは私の心に残ってる特別な思い出の中のほんの一部で、頭の中でぐるぐる再生されてるの。
ボブは素晴らしい人だった。時々私たちをイラつかせる人でもあったし、それは彼も分かってたけど、彼はいつもすごく彼らしくて正直だったから、実際はそんなにイラつかずにすんだの。しかも彼は、言っちゃいけないことを言ったかもと思った時や、冗談が過ぎたなと思った時には、電話で最低でも15分は誤り倒すような人でもあったしね。彼は人生で多くのことを乗り越えてきた本当に優しい人だし、人を助けてる時が1番幸せそうだった。個人的にも、多くの慈善事業を通してもね。彼は最高のハグをくれる人でもあったね。
私はいつだって「あなたはテレビ史上最高のパパ」だって言うし、本当にそうだった。
ボブ、あなたのことが恋しくなると思う。あなたのお葬式では絶対に不適切なジョークを言うから。あなたの名誉のためにね。そういうの欲しかったでしょ、分かってるから。
でも、もっと長くこっちにいてくれるはずだったのに…
ちょームカつく。
みなさん愛をありがとう。
彼の最高の奥さんと私のフルハウスファミリーへ、一緒に乗り越えよう。」
⑥ キミー役:アンドリア・バーバー (Andrea Barber)
「心が張り裂けそう。彼はハリウッドにいる誰よりも大きな心を持った人だった。誰よりも大きなハグをくれる人だった。彼をもう一度抱きしめることができないなんて、本当にショック。ボブは、メールや会話の最後をいつも「愛してるよ」で締めくくってくれた。長い間会っていなくても、この前会ったばかりでも、それは変わらなかった。彼は深く激しく愛してくれた。彼は、その人が自分にとってどんなに大切な存在か、本人に伝えることを絶対にためらわなかった。これは私がボブから学んだ一番の教訓。愛してると伝えることをためらわない。ボブは私が彼を愛してるって分かっていたし、彼がそれを分かっていてくれてたって思うことで、気持ちが安らぐの。
私の大事な友達へ、ゆっくり休んでね。あなたが天国でみんなをほっぺが痛くなるくらいまで笑わせてるって、信じてる。あなたがこっちでそうしてたようにね。」
⑦スティーブ役:スコット・ウェインガー (Scott Weinger)

「ボブ・サゲットは友人以上の存在だった。僕にとってのお兄ちゃんみたいな存在。彼よりも僕を笑わせてくれる人は他にいなかった。次の日が腹筋が痛くなるほどね。彼は、大事な人たちに「愛してる」というチャンスがあれば決して逃さない素晴らしい人でもあった。ボブは強皮症研究所の熱心な支援者でもあり、彼の姉を奪ったその病気の治療法を探すために尽力していたんだ。彼の思い出と共に、ぜひ寄付を考えてみてください。」
最後に…
どのコメントも、ボブの人となりが分かる、愛に溢れたものでしたね。訳しながら涙が出てしまうこともありました。フルハウスが好きなたくさんの日本人に読んでほしいので、気に入ったらぜひシェアしてください。
筆者はプロの翻訳家ではないですが、違和感なく読んでいただけていたら嬉しいです。ネイティブでも意味が不明瞭な言葉があったり、直訳的な文章は原文の雰囲気を壊してしまう気がしたので、今回はなるべく自然な日本語に聞こえることを最優先に訳しました。お付き合いいただきありがとうございます。今日はフルハウスを観て彼の功績を称えたいと思います。
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